Hermitage
(エルミタージュ)
ローヌ河の奇観と言われる畑は、すり鉢上の巨大な丘の段々畑で、左岸に位置する。
ローマ時代に起源を持つが、十字軍に参加したG・D・ステランベールが、ここに隠棲(Hermitageは「隠者の庵」の意)し、畑を開墾したと一般には言われている。
タンの村の丘の頂きにある修道院は、かっては多くの旅人が利用した宿泊地。(参照:歴史ー葡萄園と修道院)。 17世紀には仏宮廷の御用達。18世紀にはその色調の濃さが見込まれて、ボルドーの補強用にも使われ、ラフィットも混ぜたと言われている。
<赤>は、カシス、フランボワーズの強烈で余韻の長いブーケがあり、数年寝かせてはじめて、しなやかさと緻密さを増す長寿タイプ。
<白>は、フル・ボディーでアルコール度も高く力強いが、若干優美さに欠ける。多くは早飲みタイプ。(全生産の15%程度)
- 栽培地
- 130ha
- 主品種
- <赤>シラー(85%以上使わなければならない)
- <白>マルサンヌ、ルーサンス
- Key Vintages
- 2003,2000,1999,1996,1995,1990,1989,1988,
Crozes-Hermitage
(クローズ・エルミタージュ)
土壌は花崗岩系だが、ローヌ河が、その昔エルミタージュの丘の東を流れていたこともあって、多様に変化している。
そうした土壌に加え、造り手の違いもあって、このAOCはエルミタージュより総体的におとなしく、品質も1ランク落ちると言われている。 秀逸なものも少なくないが品質のバラツキは大きい。
10%程度だが、白も造っている。
- 栽培地
- 1,020ha
- 主品種
- <赤>シラー <白>マルサンヌ、ルーサンス
- Key Vintages
- 2003,2000,1999,1997,
Cornas
(コルナス)
若いうちは頑強でその真価を見せない。7~8年以上の熟成必要と言われている。
ここも近年生産が拡大され、逸品は花崗岩系の急斜面の畑から作られるもの。
- 栽培地
- 75ha
- 主品種
- <赤>シラー
- Key Vintages
2003,2000,1999, 1998,1995,1990,1989,1988,
St-Péray
(サン・ペレイ)
8割が発泡酒で、シャンパン製法によるしっかりしたボディーを持つ辛口(ノン・ヴィンテージ)。
非発泡酒の白もあり、肉づき良く、草のような感じやナッツの風味を持つ爽やかな辛口。
- 栽培地
- 65ha
- 主品種
- <白>マルサンヌ、ルーサンヌ
- Key Vintages
- 2002,
Clairette de Die
(クレレット・ド・ディ)
1950年代に入り、協同組合が近代設備で酒造りを始め面目を一新した。 現在、600万本の発泡ワインを造っていて、2種類ある。
このACの<Clairette de Die>は、このディオア山地の伝統的手法で、ミュスカ・ア・プティ・グラン(小粒のミュスカ種)から造られる発泡ワイン。
芳香豊かな薄甘口。(生産発泡酒の60%)
生産される酒態の違いによって以下の2つのACがある。
Cremant de Die
(クレマン・ド・ディ)Coteaux de Die
(コート・ド・ディ)
<Clairette de Die>は、壜内二次発酵によって、クレレット種から造られる発泡ワイン。ニュートラルな辛口。(生産発泡酒の40%)
<Coteaux de Die>は、非発泡ワインで、クレレット種100%のもの。
<Coteaux de Die>は、非発泡ワインで、クレレット種100%のもの。
- 栽培地
- 1,480ha
- 主品種
- <白>ミュスカ・ア・プティ・グラン(小粒のミュスカ種)
