PROVENCE & LANGUEDOC

PROVENCE プロヴァンス

輝く太陽、紺碧の海、豊富な料理、気取らない“人生を楽しむ”風土、プロバンスは人を引きつける魅力には事欠かない。
しかし、ワインに関しては、その多くが中流の品質に留まっていた。多分、ここに来る旅行者にワイン以外の楽しみをいっぱい提供してきたからであろう。
とは言え、近年、素晴らしいワインを造る生産者も少なくない。派手なイメージに惑わされないで選ぶ必要がある。

このプロバンスは,日照りの強い地中海性気候。雨は春や秋に激しい雷雨となるが、年間を通じれば少なく、乾燥地帯。 名物の強風「ミストラル」は、湿気を運び乾燥を防ぐから葡萄にとってはむしろ好ましい。

石灰質、砂岩、片岩土壌の畑は、平野、丘陵、渓谷、岩山、海岸と言った様々な地形と景観を有していて、栽培品種も多く、出来るワインも多彩。

プロバンスと言えば、ロゼ(全生産80%)が有名だが、近年その品質の向上は総体的に上がり、それが牽引車になって、赤や白も今まで以上に目を向かわせることになるであろうと期待されているのが、現在の姿である。とは言うものの、この地の生産者によるばらつきは少なくない。

AOCの詳細については、便宜上、以下の3つにページ分けした。(地図参照)

1. 小域AOC・・・Pellet, Palette, Cassis, Bandol(ベレット、パレット、カシス、バンドール)・・・本ページ
2. 広域AOC・・・Cotes de Provance, Coteaux Varois, Coteaux d'Aix-en-Provence, Les Beaux-de-Provence(コート・ド・プロヴァンス、コトー・ヴァロワ、コトー・デックス・アン・プロヴァンス、レ・ボー・ド・プロヴァンス)
3. Corse(コルシカ島)

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LANGUEDOC-ROUSSILLON ラングドック・ルーション

この地域は、ミディと言う愛称で呼ばれている。海岸線はコート・ダジュールと違って素朴で広い。人の住めそうも無い沼地もところどころにある。内陸部の高原地帯は、荒々しい山塊や乾燥したハゲ山に囲まれ、岩肌をむき出した荒涼とした風景が展開する。

この地方は、古代ローマ時代からのワイン生産地で、ナルボンヌはその交易の中心地でガリアの首都でもあった。
ワイン造りの条件という点では、気候・土壌に十分に恵まれている。しかし、過去の負の遺産を引きずっていて、19世紀から20世紀の大半を通じて、この地で行われた、ただ適度なアルコール飲料と言える安ワインの大量生産地だったことである。

現在は既に改められつつあり、「安ワイン」生産地というイメージは払拭されている。近年、見事な飛躍を遂げ、やる気も才能もある醸造家が輩出し、新たな質のいいワインが目白押しという点で「フランスの新しいカリフォルニア」とさえ呼ばれている

フランスの全葡萄栽培面積の38%を占め、4億ケースに近い膨大なワインを産出する。フランスのヴァン・ド・ターブルとヴァン・ド・ペイの大半はこの地域からのもの。AOCワインの生産においても、ボルドー、ローヌに次ぎ、第3位。ワインの種類は多彩。

この地方のAOCの詳細については、便宜上、次ページ以下に4つにページ分けした。(地図参照)

1. North-Languedoc(北部ラングドック
2. South-Languedoc(南部ラングドック)
3. 天然甘口ワイン
4. Loussillon(ルーション)

 

Languedoc(ラングドック)と言う言葉は・・・・

「オックの言葉」と言う意味の「Langue d’Oc」からきている。
「はい」と言う意味の、現代フランス語の「ウイ」を、中世、北フランスでは「オイル」。南フランスでは「オック」と言っていた。
ピレネー山麓の真中あたりから地中海岸にかけて、「オックの言葉」の地方、と言っていたことの名残が語源である。

プロヴァンスの固有の言葉であるプロヴァンサルも「オックの言葉」の一種である。

フランスで住民が、日常生活で、独自の言葉で会話を交わす地方は、ランクドックとプロヴァンス以外に、アルザスとブルターニュがある。
今では、「方言」として捕らえる方がいいのかもしれないが、それぞれが、独自の歴史と文化を持っていて、伝統文化を守るという観点からも保存がはかられている。

 

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