フランスワイン事典
Loire ロワール
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ロワール地図

-Loire-

Vouvray (ヴ-ヴレイ)

 
ヴ-ヴレイ
ロワール河とその支流、シス川とブレンヌ川が作るマクロクリマ(微気候)が繊細な辛口の<白>ワインを生み出す。畑は川に面した南に向いた石灰岩の斜面。8つの村が含まれる。
使用品種は、シュナン・ブランの単品種100%。琥珀色で、すももの香りを持ち、やや甘味を感じる辛口。熟成タイプ(10年以上)と早飲みタイプの2つがある。
豊作年にだけに造られる貴腐ワインがあり、これは長寿で傑出した白ワイン。「Moelleux (モワール)」と呼ばれている。

<発泡ワイン>も造っている。シャンパーニュと同じ、「瓶内二次発酵」方式で、12ヶ月以上の熟成を必要とする。鮮やかに輝く麦藁色で、軽やかで心地よい味わいを持ち、香り豊かで洗練された魅力がある。多くは若い内に飲むタイプだが、熟成にむくものもある。
以下の別のACを名乗っている。*<Petillant (ペティヤン)>は弱発泡性。

<Vouvray Mousseux (ヴ-ヴレイ・ム-ス)


<Vouvray Petillant (ヴ-ヴレイ・ペティヤン)

葡萄栽培の技術を教えたことで歴史的に有名な聖マルタン(Saint Martin)は、372年、「マルムティエ修道院(Abbeye de Mamoutier)」を創設したと言われるが、その修道士が石灰岩の崖を掘って作った穴居がこの地には数多く残っていて、現在、酒蔵として利用されている。

 

生産量
白:52,383hl (996ha)、泡:81,649hl (1,165ha)
主品種
<白>シュナン・ブラン
Key Vintages
 2003,2001,1999,1997,1995,1990,1989,1985,

 

 Montlouis-sur-Loire (モンルイ・シュル・ロワール)

モンルイ
ロワール河を挟んで<ヴーヴレイ>の対岸。中州状の平坦な砂質系土壌の畑がこのAC.。使用品種シュナン・ブラン100%で、<ヴーヴレイ>と同じタイプのワインが造られる。<ヴーヴレイ>に比べると、畑の地形が平坦で、受ける日差しに大きな違いがあるから、幾分柔らかく、厚みが少ないと言われている。単独のAOCになったのは、1938年。

この地も<発泡ワイン>と<弱発泡ワイン>を造っていて、
それぞれ、下記にようにACを名乗っている。

<Montlouis-sur-Loire Mousseux (モンルイ・シュル・ロワール・ム-ス)


<Montlouis-sur-Loire Petillant (モンルイ・シュル・ロワール・ペティヤン)

(弱発泡)

生産量
10,156hl (239ha)
主品種
<白>シュナン・ブラン
Key Vintages
 2003,2001,1999,1997,1995,1990,1989,

 

*この地には、現在シャトーホテルとして利用されている瀟洒な邸宅、「Chateau de la Bourdaisiere(ラ・ブルデジエール城)」がある。国王や教皇を虜にした美女、マリー・ゴタンに纏わる城だが、ロワールの古城巡りには宿泊したいホテルである。
ロワールには美女にまつわる城館は少なくない。当WEBでは、ロワールの歴史を「古城歴史散歩」 と題してまとめてある。是非、覗かれたし!

 

Chnon (シノン)

シノン
ロワールでも美しい魅力的なこの地には、丘の上に、ジャンヌ・ダルクで知られるシノン城がある。ラブレーの故郷でもある。ロワールで最も名高い<赤>ワインの産地。
支流のヴィエンヌ川がロワール河に合流する一帯の19の村で構成されている。畑はヴィエンヌ川右岸にあり、基本的には石灰質丘陵。
丘陵の方位・傾斜の違いで、早飲みタイプと熟成タイプがある。 カベルネ・フランから造られる<赤>ワインは、濃いルビー色で、新鮮な果実香が溢れ、口当たりもソフト。
量は少ないが、<白>と<ロゼ>もある。

AOCの正式な格付けではないが、固有の名前を名乗る特別畑がある。以下は昔から有名な畑(Clos)。

Saint-Louans  l'Echo l’Olive
LaRoche-Honneur Les Picasses Les Saint-Paul

生産量
113,780hl (2,360ha)
主品種
<赤・ロゼ>カルベネ・フラン&ソーヴィニヨン
<白>シュナン・ブラン
Key Vintages
 2003,2002,2000,1997,1995,1990,1989.

 

Bourgueil (ブルグイユ)

ブルグイユ
この地の葡萄栽培の歴史は古くローマ時代に遡るが、飛躍的発展を遂げたのはベネディクト派のサン・ピエール修道院による。この修道院は、次第に領地と葡萄畑を拡大し、18世紀末まで、この地方に強大な勢力を誇った。
シノン同様、ロワールを代表する<赤>ワインである。
カベルネ・フランが主体だが、カベルネ・ソヴィニョン(10%以内)の使用も認められている。
ワインはシノンと同質で、色は濃いルビー色、カシスの香りを持ち、清涼でフルーティー。若飲みタイプと長熟タイプの2種類ある。長熟タイプは、骨格がしっかりして力強い。
ここも畑の位置や土質の関係で一様ではないが、生産者による違いの方が大きい。
量は少ないが、非常に良質な<ロゼ>も産す。

生産量
69,843hl (1,405ha)
主品種
<赤>カルベネ・フラン&ソーヴィニヨン
Key Vintages
 2003,2002,2000,1997,1995,1990,1989.

 Saint-Nicolas-de-Bourgueil (サン・ニコラ・ド・ブルグイユ)

このACは、<ブルグイユ>の西側にある別のAOCである。河岸からは離れているが、南に面した葡萄畑は、森に囲まれていて北風から守られ、穏やかで温暖なミクロクリマ(微気候)に恵まれる。同じ品種で同じ造りをするブルグイユと同質だが、この微気候と土質の若干の違いで、一般には<サン・ニコラ>の方がタンニンも多く、力強いと言われて、長寿タイプが多い。
生産量:57,552hl (1,058ha)

 


プランダジネット家とフランス王家の戦い・・・「CHINON (シノン)城」

メルヘンの世界・・・「USSE (ユッセ)城」

 

 

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