
ロワール川やその支流が造った台地にある葡萄畑は、冬寒く、夏暑い大陸性気候の影響を色濃く受ける。
夏の日照は葡萄に力を与えるが、厳しい冬は地勢によっては霜害に痛めつけられる所も少なくない。
ソーヴィニョン・ブランの単品種から作る個性的な辛口白の名産地。
<サン・セール>・<プイィ・フュメ> は、全ロワールで、最も名の通るワインで、「大使」格にあたる。
Sancerre
(サンセ‐ル)
1960年代の辛口白嗜好の波に乗り、躍進する。
ワインは<プイィ・フュメ>と比べると、一般的にはボディーがあり、酸も強く、野性味があって個性的と言われているが、逆の評価をする人もあり、むしろ造り手の違いによるところが大きい。
以下はAOCに格付けされたものではないが、著名な畑。
Clos du Chene Marchand
Clos du Roy
Les Mont-Damnes
Le Grand Chemarin
Clos Beaujeu
Clos du Paradis
近年,ピノ・ノワールとガメイから赤とロゼも造っていて、評価は高い。生産の10~20%を占めている。
- 栽培地
- 2,300ha
- 主品種
- <白>ソーヴィニョン・プラン
- <赤>ピノ・ノワール、ガメイ
- Key Vintages
- 2004,2002.2001,
Coteaux du Giennois
(コート・テュ・ジェノワ)
白は、ソーヴィニヨン・ブラン種から造られ、生き生きとして、アロマ豊か。赤は、ピノ・ノワールとガメイ種がら造られ、繊細で、フルーティ。白、赤、共に若飲タイプ。
- 栽培地
- 110ha
- 主品種
- <白>ソーヴィニヨン・ブラン
<赤>ピノ・ノワール、ガメイ
Pouilly Fume
(プイィ・フュメ)
色が薄く、透明に近いものまであるが、酒質はしっかりしていて、特有の青草を感じさせる。フルーティーな切れ味の良い辛口。品格があり長寿。
- 栽培地
- 900ha
- 主品種
- <白>ソーヴィニョン・ブラン
- Key Vintages
- 2002,2001.2000,
Pouilly-sur-Loire
(プイィ・シュル・ロワール) 60haこのACは、使用品種が違って、シャスラー種で造られたもの。
プイィ・フュメと比べると、酸もアルコール度も弱く、柔らか。若飲みタイプ。個性に若干乏しいと言われている。
プイィ・フュメと比べると、酸もアルコール度も弱く、柔らか。若飲みタイプ。個性に若干乏しいと言われている。
Menetou-Salon
(メヌトゥ-・サロン)
ワインは<サン・セール>によく似ていて、やや肉付きの点で薄いようだが、素人では一寸見分けがつかない。<サン・セール>に比べれば値段は安い。試してみる価値あり。栽培品種もサン・セールと同じ。赤とロゼも小量産出する。
- 栽培地
- 370ha
- 主品種
- <白> ソーヴィニヨン・ブラン
<ロゼ・赤>ピノ・ノワール、ピノ・グリ - Key Vintages
- 2002,2001.1997,
Quiney
(カンシ‐)
ソーヴィニョン種から造られる辛口白のみ。
ワインは<プイィ・フュメ>に似ている。酸が際立ち、軽やかで、きびきびした性格。
- 栽培地
- 170ha (5,000hl)
- 主品種
- <白> ソーヴィニヨン・ブラン
- Key Vintages
- 2002.2001,
Reuilly
(ルイィ)
ワインはソーヴィニヨン種を使い、<サン・セール>や<プイィ>よりスリムで軽め、新鮮できびきびしていて、青草の独特な香りを持ち、酸味が際立っている。
赤とロゼも小量造っているて、ロゼの評価は高い。
- 栽培地
- 130ha (1,000hl)
- 主品種
- <白>ソーヴィニヨン・ブラン
- <赤・ロゼ>ピノ・ノワール、ピノ・グリ
- Key Vintages
- 2002.2001,
