フランスワイン事典
Loire ロワール
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ロワール地図

-Loire-
地図・ナント・アンジュー・ソミュール地区 Muscadet
Angers
Savennieres・Coteaux du Layon
Suumur

ナント周辺地区とアンジュー地区
の2つに、このロワール下流域のワイン産地は大きく分けられる。
その境界線は、現在の県の境界線であるが、歴史的に、ブルターニュアンジューという2つの国の境界線でもあった。その社会・経済的背景が栽培品種の違いとなって現れ、それが二つの地区を分けている。

<ナント周辺地区>
は、ミュスカデ種を使い爽やかな辛口白の単品種の生産地区。
以下の4つのACがあるが、その詳細はこの頁下部に記した。

  • Muscadet (ミュスカデ)
  • Muscadet Cotes de Grand-Lieu (ミュスカデ・コート・ド・グランリュー)
  • Muscadet des Coteaux de la Loiire (ミュスカデ・コート・ド・ラ・ロワール)
  • Muscadet Sevre-et-Maine (ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ)

<アンジュー地区>
は、ロゼ中心だが、ワイン専門家をして「ワインの名称とそれに含まれるワインの関係が込み入っていて、それがアンジューの不人気の一因」と言わしめるほど多様、多彩なワイン生産地。
又、アンジューは、中流域の中心地・トゥーレーヌ地区とは、歴史的・文化的・経済的に別の地域で、ワインでもその点で変わりはない。村名ACを以下の3つに別ページ分けした。

 

 

Muscadet (ミュスカデ)

Pays Nantais
ナント(Nantes)は、ロワール河口から約60Km遡った所にあるブルターニュ南部最大の町。このナント周辺地域から酸味の効いた軽快でさっぱりした若飲みタイプの辛口白が造られている。
18世紀、大寒波に襲われ、葡萄畑が全滅した。その際、ブルゴーニュから、寒さに強いムロン・ド・ブルゴーニュ種(Melon de Bourgogne)が移植された。マスカットの香りがすることから、ミュスカデと改名された。

ミュスカデは、産地名ではなく、品種名である。大戦中この地方に疎開したパリジャンが目をつけ、戦後増大したブルターニュ半島への観光客に人気を博し、価格も安いので、世界各国で愛飲されるようになった。
土壌は、カルシュウムとマンガンを含む砂混じりの粘土質。畑は大西洋の影響を強く受ける斜面と平地にある。 淡い青白い金色のワインは、果実香に富み、爽やかでフレッシュな酸味が特徴。日本料理の刺身,寿司、てんぷらにも良くマッチする。

テロワールの違いにより、4つのAOCがある。

Muscadet (ミュスカデ)

生産量: 242,643hl (3,700ha)

・・・ de Seve-et-Maine (ミュスカデ・ド・セ-ヴル・エ・メ-ヌ)

生産量: 461,232hl (8,217ha) 生産量の殆どを占める。

・・・ des Coteaux de la Loire (ミュスカデ・デ・コ-ト・ド・ラ・ロワ-ル)

生産量: 10,059hl (189ha)

・・・ des cotes de Grandlieu (ミュスカデ・デ・コ-ト・ド・グランリュ-)

生産量: 15,530hl (290ha) 1994年AOC昇格。

 

Muscadet Sur Lie (ミシュカデ・シュール・リー)

Pays Nantais
シュール・リーとは「澱の上」と言う意味。 ナント地方の伝統的方式で、醸造過程で澱引せずに、冬の間、樽又はタンクで寝かせる。翌春(6月30日まで)に澱引きして壜詰めする。一度醗酵を終えたワインが細かな澱(そのほとんどは死んだ酵母)の上におかれたまま過ごす。

それがフレッシュさと厚みを生み、香り高く、切れ味よく、フルーティな微発泡性ワインとなる。
ミュスカデのほぼ半分はこの方式で造られている。
収穫年の表示義務がある。

 

 

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