フランスワイン事典
Loire ロワール
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ロワール地図

Anjou

 (アンジュー
古い城塞都市アンシューの、多くは南(ロワール左岸)に広がるこの産地は、温暖で、平均降雨量約500mm,南仏以外で最も乾燥した土地。 この辺りは石灰岩系の岩盤で、その石は築城に使われたと言われている。
アンジューと言えば、なんと言ってもロゼで、ローヌ南部の<タヴェル>と並ぶ横綱格。生産量も多い。大戦後のロゼブームが下火になった近年、赤の生産が増えた。
ワインの種類は多い。非常に分りにくい地区なので、以下酒態別に、主なAOCを整理した。

Key Vintages> 2003,2002,1997,1995. (3~8年が飲み頃)

 

ロゼ

 Rose d' Anjou  

ロゼ・タンジュー) 2,030ha
フランスを代表するこのロゼは、ローヌ南部の<タヴェル>と対照的で、新鮮且つ軽やかで、淡いピンク色。やや甘味を帯びる。時には微発泡性のものもある。
品種はグロロー種が主体。

 Cabernet d'Anjou 

 (カベルネ・タンジュー) 2,300ha
カベルネ種を原料に使ったもの。ロゼ・タンジューより格上。しなやかで、優雅さを帯びる。多くは薄甘口だが、辛口のものもある。長寿。

 Rose de Loire

  (ロゼ・ド・ロワール) 900ha
カベルネ(最低30%)にグロロー、ガメイ、コットが混ぜられる。これは、爽やかな辛口。

 

赤

 Anjou  

アンジュー) 3,000ha
カベルネ・フラン種を主体。果実香に富み、軽快で新鮮なワイン。若いうちに冷やして飲むとイケる。

 Anjou Villages 

 (アンジュー・ヴィラージュ) 300ha
約50の指定村でつくられ、最低1年以上の熟成を要求される。AOCアンジューより格上。滑らかな舌触り。

Anjou-Gamay 

アンジュー ガメイ) 900ha
ガメイ種から造られるフルーティーで、軽やかな喉ごし。一部はプリムール(新酒)として出荷(11月だい3木曜日)する。 栽培地: 350ha

 

白

 Anjou  

アンジュー) 3,000ha
シュナン・ブランにシャルドネやソーヴィニョン・ブランを20%くらい混ぜる。若々しい香りと風味をもつ辛口白。

 Anjou Coteaux de la Loire

 (アンジュー・コート・ド・ラ・ロワール
アンジェー市の西、ロワール河の両岸の小地区。シュナン・ブランの辛口ないし薄甘口。ヴィンテージによっては、傑出したものになる。

 

発泡酒

伝統的な壜内二次発酵方式を用いる。この地方に多い石灰岩を採石した跡の洞窟の酒蔵で熟成される。品種はシュナン・ブラン。本格的発泡酒だが、シャンパンに比べると発泡性は弱い。AOCとしては、

 Cremant de Loire 

クラマン・ド・ロワール) 300ha
SAUMURやVOUVRAYより厳しい規制があり、より明確な果実味の個性を持つ。若飲みタイプ。近年評価は高い。

 Anjou Moussseux 

アンジュー・ムスー) 70ha
生産者の多くが、Cremant de Loireとして出す事が多いから、市場にはあまり出てこない。

 

 

 
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