フランスワイン事典
Languedoc-Roussillon
North Languedoc 北ラングドック South Languedoc 南ラングドック Roussillon ルーション 天然甘口ワイン 品種 歴史
ラングドック・ルーション地図

1.Vins doux Naturel (ヴァン・ドゥー・ナチュレル)

葡萄果汁の発酵期間中にアルコールを添付し、発酵を止めて甘味を残す。タンクで保存し、直ぐ壜詰めを行う。若飲みタイプとなる。<ミュタージュ法ーmutage>と言う。
この地方のミュスカ(Muscat)は、このタイプ で、以下のAC。

 Muscat de Frontignan  (ミュスカ・ド・フロンティニャン)

 Muscat de Rivesaltes   (ミュスカ・ド・リヴァザルト)

 Muscat de Lunel (ミュスカ・ド・リュネル)

 Muscat de Mireval (ミュスカ・ド・ミルヴァル)

Muscat de Saint-Jean-Minetvois (ミュスカ・ド・サン・ジャン・ミネルヴォワ)

 

2.Vins de Liqueur (ヴァン・ドゥー・リケール)

バニュールス
葡萄果汁が、まだ発酵していないうちから、コニャックやマールなどのアルコール度の強いスピリッツ(オー・ド・ヴィー)を加え、発酵を押さえ、糖分を残す。その後、樽でゆっくり熟成させる。長期熟成タイプになる。

この地方では、太陽にさらされた大樽か大壜で熟成させる。この伝統的特殊な熟成方法により、色はレンガ色や茶色に近く、特徴あるブーケが生まれる。バニラ、コーヒー、蜂蜜の香りを持つ。
以下が、この伝統製法ーVins de LiqueurによるタイプのAC。

 Banyuls (バニュールス)

天然甘口ワインの中でも、とりわけ濃厚なもの。ルーションの<コリウールAOC>と同じ地域。スペイン国境の岩だらけの段丘にある畑で栽培され、ほとんど干しブドウ化したものから造られる。使用品種はグルナッシュ種。若いワインを大型のガラス容器か樽に入れ、灼熱の太陽光線にさらす。その結果ワインの色調は、淡い赤から深い茶色まで様々に変化。
味は干しブドウ風味が強く、時にナッツ風味を帯びる。酸化と加熱が造る異色な珍品。

Key Vintages : 2003,2002,2001,1998,1997.

 Banyuls Grand Cru (バニュールス・グラン・クリュ)

最低30ヶ月の樽熟成を課せられている。 生産者の多くは、さらに数年追熟させて、濃厚で蜜のようだがバランスのとれたワインに仕立てる。食通の多くが、チョコレートの伴侶として太鼓判を押すもの。

 Maury (モーリー)

<バニュールス>の弟格。生産者によっては、見劣りしないものもある。

 Riversaltes  (リヴァザルト)

<ヴァン・ドゥ・ナチュレール>と両方造っている地区。一般的には<バニュールス>の格下と言われている。

 

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