フランスワイン事典
Jura・Savoie ジュラ・サヴォワ
Jura ジュラSavoie サヴォワ 特殊ワイン 品種 歴史
ブルゴーニュ地図
写真・ジュラ

<ジュラ地方>

は、スイス国境に近いジュラ山脈の山麓に位置する。栽培地は、アルボワから南のブレス地方まで、南北80Km、東西6kmに渡る。

畑の多くは、山々に囲まれた深い谷の険しい斜面で、標高200~400mのところにある。従って、大陸性の気候の影響を受け、冬は長く厳しく、しばしば晩霜の被害を受ける。
しかし夏は暑く、葡萄にとっては好ましい。土壌は石灰岩質に覆われた泥灰土。

ジュラワイン地図

 

 

葡萄栽培の歴史は古く、かっては20,000haもあったフランス有数の大ワイン産地であった。19世紀のフィロキセラ禍で壊滅的打撃を受け、現在の栽培地は10分の1の2,000ha(AOC畑は1,500ha)にすぎない。
生産者数は約500軒で、1軒当たりの耕作面積は2.5haと狭い。

ワインは非常に独創的な赤とロゼを産す。
プルサールやトルソー種と言った現地産の品種で、色は薄いがタンニンがしっかりしていて、香りが強い。ピノ・ノワールを加えて和らげている。

この地方には次の3つの特産品がある。

「ヴァン・ジョーヌ&藁ワイン」へのリンク

 

Arbois

(アルボワ
アルボワの町は、近代醸造学の父ルイ・パストゥールが、アルコール発酵の原理を発見した所で、このACの中心地。AC認可も早く、1936年。
ワインは淡い紅色の滑らかな<ロゼ>が高く評価されている。芳醇でブーケに富み、繊細。
<赤>も濃厚で、素朴な味わいがある。
<白>は繊細で厚みを持つ辛口。黄・藁ワインも造られている。

栽培地
800ha 
主品種
<赤>プールサール、ピノ・ノワール、トルーソー
<白>シャルドネ、ソーヴィニヨン
Key Vintages
 1996,1995,1990,

 

Château-Châlon

シャトー・シャロン
アルボワの南約30km離れた山間の5つの村に認められたAOC。
現在シャトーがあるわけではなく、かってシャロンという修道院があったことによる命名。
この修道院の尼僧がハンガリーのトカイから持ち込んだ葡萄の苗木が改良されて、この地方独特の黄ワインを造るサヴァニャン種になったと伝えられている。ワインは長命。
生産量は約900hlに過ぎない。葡萄の実りの充分でない時はこのワインの仕込みは取りやめると言われている。

Vin Jaune (ヴァン・ジョーヌ) と 黄ワインだけが対象。

栽培地
50ha (900hl)
主品種
<白>サヴァニャン
Key Vintages
 1990,1989,1985.

 

L'Étoile

(レトワール
<シャトー・シャロン>の南西、レトワール村周辺の3つの村がこのAOCを名乗る。
「L'Etoile=星」と言う村名は、この地の土中から見つけられた海ユリの茎の化石の形から付けられたと言われている。
白ワインと黄ワインが殆どで、サヴァニャンとシャルドネ種で造る<白>は、独特のニュアンスを持ち且つ優雅。熟成に適す。

栽培地
65ha
主品種
<赤>プールサール、ピノ・ノワール、トルーソー
<白>シャルドネ、サヴァニャン、ソーヴィニヨン
Key Vintages
 2002,1999,1996,1995,1990,

 

Côtes du Jura

コート・デュ・ジュラ
このAOCは、ジュラ地方広域に渡り、60ヶ村にまたがっている。赤、白、ロゼが造られているが、主体は白。赤、ロゼは2割強。

<辛口の白>は酸味の切れのいい豊かな香りを持つ。
<軽い赤>はガーネット色でフルーティー且つフローラル。
<ロゼ>は爽やか。
<黄ワイン・藁ワイン>も造られる。

栽培地
620ha
主品種
<赤・ロゼ>プールサール、ピノ・ノワール、トルーソー
<白>シャルドネ、ソーヴィニヨン、サヴァニャン
Key Vintages
 1996,1995,1990,

Crémant de Jura

 (クレマン・デュ・ジュラ)
ジュラ地方で作られる発泡ワインはすべてこのACを名乗る。1995年AOCに認定された。シャンパーニュと同じ伝統製法で作られる。使用品種は、ピノ・ノワール、プールサール、シャルドネ種。ワインは繊細で優雅。

 

 

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