INTRODUCTION 品 種
品種 ブドウの品種は、数多いが、良質なワインを造る品種は、欧州種である「ヴィティス・ヴィニフェラ」で、フランスで栽培される総てのブドウ品種の原種である。
それぞれのブドウ品種は、「土壌」と「気候」、それを育てる「人」と深く関わっている。

フランスの各産地は、その地域に最適な品種をその歴史に中で、選び育ててきている。又、同じ品種でも、地域が違えば味わいの違うワインが造られる。

各品種の詳細はそれぞれの地域に乗せた。

 

図ーフランスワイン品種
図ーフランスワイン品種

 

ここでは、フランスの銘酒の品種で、新世界で盛んに栽培されていて、国際品種とよ呼ばれている品種の詳細情報を以下に記すことにした。

 国際品種 

Cabernet Sauvignon カベルネ・ソーヴィニヨン

Cabernet Sauvignon ボルドーのメドックからこの品種の素晴らしい赤ワインの生産が始まり、ボルドーのワインを通して世界中で高い評価を得ている品種。
果皮の固い晩熟な品種。乾いた土壌と温暖な気候が必要で、ボルドーより北部では、ロワール川中流域までが栽培の北限。
メルロー種とのブレンドによって最適な味わいが得られる。
引き締まったタンニンが特長で、長期熟成によって複雑で豊かなアロマを醸し出す
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Merlot メルロ

Merlot
この品種は、19世紀までは2流品種と考えられていたが、現在では、赤の最高品種の一つである。

最高のメルロ種の生産地はポムロールだが、ボルドーから地中海沿岸まで幅広く栽培され、まったく違う様々な生育条件や気候に問題なく適応する。

力強く早熟なこの品種の特徴は、美しく深みのある赤色、スパイスの効いた果実やプラムを思わせる芳しいアロマ、まろやかであっても存在感のあるタンニン、それでいて繊細な骨組みにある。
メドックではカベルネ・ソーヴィニヨン種を引き立たせるために、メルロ種がよくブレンドされている。

Pinot Noir ピノ・ノワール

Pinot Noir
ピノ・ノワール種は、ブルゴーニュの歴史が育てた赤の最高品種。
小粒の果実がぎっしり付いた、小さめの房がマツカサの形に似ていることから、ピノ(pinot=松)の名が生まれた。

繊細で、霜や病気の影響を受けやすく、早熟な性質で、非常に優れていると同時に、気難しい子どものような存在。
しかし、ブルゴーニュ地方のように温暖な時期が短い北部では、この品種の持つ成熟期の早さが一つのメリットとなっている。

色は濃い方ではない。長く続くその後味と繊細なアロマ(果実、さくらんぼ、キルシュ、皮革、 森の下草、ジビエ)を持つ。 その柔らかなタンニンと優しくシルキーで溶けるような舌触りのワインは、熟成によって洗練された気品を醸し出す。
特筆すべきは、テロワールによって、驚くほど様々な味わいのワインを生み出すことである。

Syrah シラー

Syrah
シラー種は中世の十字軍が、イランのシラーズから持ち帰ったものと言われているが定かではない。
この品種は、ローヌ河流域に広く栽培されるようになったが、特に、コート・ロティの急斜面の痩せて乾いた土壌でよく育っている。ローヌの気候が非常に適していると言われている。

収穫量の少ない成熟期の遅い性質だが、近年フランスにおけるシラー種の栽培は大幅に高まっており、ローヌ河流域からラングドックやプロヴァンスへと拡がっている。

深みのある色を持つワインの、スミレ、ブラックベリー、ブルーベリーのアロマはスモーキーでシャープなのが特長の赤の品種で、タンニンもバランスよく持ち合わせている。

Chardonnay シャルドネ

Chardonnay
シャルドネ種は、春霜や病気に掛かり易い白の品種だが、非常に適応性が高い品種で、北のシャンパーニュ地方から、ロワール河流域、南のラングドック地方まで広範に渡り栽培されている。

しかし、北部の土地でこそ、そのアロマ豊かな力とその酸味、バランス、熟成向きの素質を開花さる。
最高のシャルドネ種が、ブルゴーニュ地方、特に モンラッシュで生産されているのは全くの偶然ではない。
気品あるワインを生み出すシャルドネ種は幅広い複雑なアロマを持ち、ライムの花、桃、洋ナシ、蜂蜜、柑橘類を思わせるその洗練された芳香は、トップクラスのぶどう品種の証である。

Riesling リースリング

リースリング(Riesling)
ライン河沿いに育った高貴種。白ワインの王と言われている。晩熟で冬霜に強い品種なので、アルザス地方に適している。
ドイツの多くでは甘口ワインに仕立てるが、アルザスでは辛口を造る。アルザスの栽培品種割合の中では22%。

若いうちはデリケートなフルーツ香を帯びるが、熟成するにつれて、ペトロールと呼ばれる独特のブーケが出てくる。
繊細さの中に華やかさもあり、ノーブルで、エレガント。
アルザス・ワインの代表格。

Sauvignon Blanc ソーヴィニョン・ブラン

Sauvignon Blanc
セミヨン種とのブレンドにより評判を呼んだグラーヴの白ワインが、このソーヴィニヨン・ブラン種を世界に広めたもとである。

近年のワイン生産技術の進歩によって、そのアロマをより引き出す技術が定着したのである。 サンセールのような上質の石灰質土壌でよく育つが、幅広い適応能力を持つ品種である。 できるワインは強いアロマ(ブラックベリーの葉、グレープフルーツ、ツゲの 木、柑橘類、スイセン)と生き生きとした豊かな味わいとの調和にある。

Semillon セミヨン

Semillon
朝の霧の発生と昼の日照に恵まれるミクロクリマが、甘口ワインの生産に必須な貴腐菌の生育を促すソーテルヌの主要品種で有名であるが、このセミヨン種は生命力旺盛で収穫量も多く、病気にも強いタフな性質を持ち、フランス各地で大量に栽培され、世界の栽培の40%を占めている。

ソーヴィニヨン・ブラン種やミュスカデル種とブレンドされる白ワインの主要品種である。ソーヴィニヨン・ブラン種より繊細で、酸味も少なく、ドライフルーツや洋ナシ、ハチミツなどの味わい持つ。
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