ユッセの城…眠れる森の美女

ユッセ城

アンドル川の岸沿いにしばらく走ると、左手に森を背景にしたユッセの城が現われる。三段の城壁の上に、右方のルネサンス様式の大きな館と左方のゴシック様式の小さな館がそれぞれに幾つかの塔を聳やかせている。
その二つの館は奥の平面的な館でつなぎ合わされている。この城の全景を眺めるには城門の前のアンドル川に架かる古い石橋を渡った対岸からが最も美しい。

古くから城塞のあったこの地は、15世紀の中頃に百年戦争で功のあったビュエイユ家の所有であった。
しかしシャルル7世の愛妾"美の奥方〃の娘を娶ったアントワーヌ・ド・ビュエイユは1485年にこの城をブルターニュ公の一族であるエスピネ家に売リ渡した。現在みられるルネサンス様式の居館、庭内の小さな教会などはこのエスピネ家によって造られたも。

シャルル・ベローが、欧州の民話を集めて一冊の本を作った。その一つが「眠れる森の美女」である。

ユッセ城
この物語の舞台にふさわしいイメージとして、このユッセの城を選んで書いたと言われている。
城の中には物語りにふさわしい様々な展示がなされているが、深い森を背景にして建つ城は、おとぎ話しの絵本そのもの。メルヘンの世界がひろがっている。