フランスワイン事典
Champagne シャンパーニュ
AOCと酒類 栽培地と地図 製法 品種 ラベルの読み方 メーカー 生産者の業態 歴史

-Champagne-
シャンパン・ハウス

 

Alfred Gratien (アルフレッド・グラティアン)

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Alfred Gratien
大手メーカーがひしめくエペルネの中にあって、小メーカーではあるが、1864年創業の名門。自社畑を持たないが、信頼のおける農家からブドウを買っている。熟成も発酵も樽で行い、全工程を手作業で行っている頑固な伝統主義。

黄金色で持続力をもつ細かい泡と気品のある優雅さは、特醸物は言うに及ばず、品揃え全体に言えてレベルが高い。特に「ブリュット」は素直なしっかりした造りで、滑らかな口当たりは優雅である。

栽培地:葡萄購入
生産量: 17.5万本

 

Charles Heidsick (シャルル・エードシック)

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Charles Heidsick
1851年ランスで、この シャルル・エードシック社を起したシャルル・カミーユ・エードシックは、 「シャンパン・チャーリー」と言うミュージカルまで作られた異色の人物で、アメリカでシャンパンを売りまくり、波乱の人生を送って社業を盛り立てた。 以来堅実な運営で今日の地位を築く。
現在はコニャックのレミー・マルタン社の傘下で、酒造りは伝統的だが、醸造管理は近代技術を駆使している。
シャンパンは黄金色で、泡粒は細かい。果実味が出て香り高く、充実した肉付きを持つ。

栽培地:(白)25ha+葡萄購入
生産量: 200万本

 

 Duval-Leroy (デュヴァル・ルロワ)

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Duval-Leroy
デュヴァル・ルロワは、コート・ド・ブラン地区にある数少ない大手メーカーの1つで、南端のヴェルチュ村にある。1859年創業以来今日まで、家族経営を守り続けている。
酒造りは伝統と近代技術を上手に結び付けている。プレス能力等はこの地方最大の設備を持っている。会社玄関に飾られた19世紀末からの数々のコンクールでの受賞メタルは、その栄光の伝統を証明している。
ワインは特に個性的なものは持たないが、総体的にソフトで、果実味あふれ、滑らかな口当たりで、品がいい。逸品の揃った品揃えだが、特に標準品の出来がいい。

栽培地:(白)150ha+葡萄購入
生産量: 500万本

 

 Edmond Barnaut (エドモン・バルノー)

工事中

 

 

 

 Gatinois (ガティノワ)

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Gatinois
アイ村にあって、大手シャンパンハウスではなく、傑出したシャンパンを少量造るレコルタン・マニュピランの代表格がガティノワである。 ガティノワ家は1696年まで遡れるアイ村の旧家だが、何代にも渡って隣人と畑の交換や購入を重ねてアイ村の最高の畑を手に入れる努力を重ねてきた。
栽培も醸造も昔ながらのやり方に固執し、創意と努力で、常に、高品質のワインを送り出している。
ピノ・ノワールの持味を遺憾なく発揮させた、自社畑のブドウだけでのその造りには、別格の品位が備わっている。「ブリュット・トラディショナル」や「ブリュット・レゼルヴ」は、力強さと洗練さが見事に調和した傑作である。「コート・シャンプノワ」も造っていて、これも旧家ならではの逸品。

栽培地: (赤)7.2ha ピノ・ノワール、(白)1ha シャルドネ
生産量: 45,000本

 

 Henriot  (アンリオ)

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Henriot
1808年創業以来家族的経営を続けているメゾン。ネゴシアンと言うよりレコルタンと言っていいほどで、自社畑で、必要量の9割を賄っている。畑の6割がコート・デ・ブラン地区、残りがモンターニュ・ドランス地区にあることからみても、造るシャンパンはシャルドネの比率が高く独特の味わいを持つ。
アンリオは、色の濃い方で泡立ちが長い。口当たり滑らかで果実味豊かである。「ブラン・ド・ブラン」は、完璧なほどのバランスを持つ個性的な逸品。

なお、ボルドーのシャトー・ムートンのロートシルト家が「Reserve Baron Philoppe du Rothschild」のラベルで出しているシャンパンはアンリオの造ったものである。

栽培地: 115ha+葡萄購入
生産量: 100万本

 

Lamson (ランソン)

Lamson
創業は1760年だが、ジャン・バチスト・ランソンが引継いで、1858年現在の社名にする。ジャンと2人の息子が社業を拡大した。ヴィクトリア女王以来英国王室ご用達で、スペイン王家やスエーデン王室で愛用されてきた。現在、アメリカ始め世界130ヶ国に40%を輸出し、フランス最大の飲料企業BSNの系列下にある。
ランソンは、酸味も発泡も穏やかで押さえ気味。出しゃばったところがない、言うならば典雅。 ヴィンテージものはキリリとした力強さが加わる。

栽培地:210ha+葡萄購入
生産量: 600万本

 

 Larmandier Bernier (ラルマンディエ・ベルニエ)

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工事中

 

 

 

 Laurent-Perrier (ローラン・ペリエ)

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Laurent-Perrier
1812年、アイ村でネゴシアン業を始めたのが会社の起源。その後長い間、家族経営でシャンパンを造っていた。戦後、経営を担ったベルナール・ノナンクールが、数十年で、生産8万本の小さな会社を800万本の大会社に成長させた。
成功のきっかけは非発泡性のシャンパンの市場に進出したことだったと言われている。
ローラン・ペリエの特徴は親しみやすく飲みやすいこと。
スタンダードものは、リッチではないが、元気のいい泡立ちで、陽気さを持ち、いつ飲んでもいいオールラウンドのシャンパン。
ヴィンテージものは正統派のブリュット。クレマンは果実味がよく出てバランスがいい。

生産量:840万本

 

Moet Chandon (モエ・シャンドン)

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   <span class="style2"> (モエ・シャンドン ★)</span></div>
1743年創設のシャンパーニュの最大メーカー。3代目ジャン・レミーの時代の顧客リストには、ナポレオン1世他貴族や社交界の著名人が連ねられている。
「ブリュット・アンペリアル」はナポレオンとの親交から名付けられた。 最もポピュラーで、代表銘柄の<白ラベル>は、すきりとした爽やかなタイプ。同社の特醸品<ドン・ペリニョン>はあまりにも有名。

栽培地:768ha+葡萄購入
生産量: 2,970万本

 

G.H.Mumm  (マム)

G.H.Mumm
1827年ドイツ人のマムが興したメーカー。3代目のジョルジュ・フォン・マムがそれまで手作業だったコルク栓をボトルにねじ込む作業を始めて機械化した。パリの芸術家に愛され、ユトリロの絵の中にも描がかれている。20世紀初頭からのアメリカでの販路拡大で大成功する。現在でもアメリカでの販売はモエに次ぎ第2位。現在のオーナーはシーグラム社。
生産は緻密。軽い酸味のスッキリした、いわゆるソフト&マイルドの典型のシャンパン。一時期、老舗らしからぬ品質と評判を落としたが、現在は回復されている。

栽培地:(赤)187ha+ブドウ購入 ピノ・ノワール70%、ピノ・ムニエ30%、
(白)31ha+ブドウ購入 シャルドネ
生産量: 800万本

 

Pommery (ポメリー)

Pommery
売上実績は、4位だが、1836年の創業で、家柄、規模、名声は横綱級。シャンパンの世界では女性オーナーの活躍が目立つが、マダム・ポメリーは早くから辛口嗜好に気付き、<Burit>の先駆者。シャンパン市場発展に大きく貢献した。自社のカーヴの全長は18kmで2,000万本の貯蔵が可能。
色調、芳香、味わい、泡立ち、総てにおいて優等生的品質で、きりっとしまったタイプ。ルイーズ・ポメリーは超逸品。

栽培地:(赤)415ha ピノ・ノワール、(白)260ha シャルドネ
生産量: 600万本

 

Perie Jouet (ペリエ・ジュエ) 

Perie Jouet
1811年コルク・メーカーのペリエ家が興す。ワーテルローの戦いの後、英国で大成功を収める。19世紀初頭には、アール・ヌーボのエミール・ガレのデザインした壜で売り出し、「花のシャンパン」と呼ばれ、パリとアメリカで大ヒットした。(現在のヴィンテージ・シャンパンや特醸品の壜はガレのデザインを復活させたもの)
会社はペリエ家の手を離れ、健在はシーグラムの傘下に入っている。
ワインは、一時期評判を落としたが、見事に復活。シャルドネの味が程よく出て、生き生きした軽やかさと新鮮さを持ち、コクと風味に落ち着いた味わいを持つ。

栽培地: 65haの所有畑+葡萄購入
生産量: 250万本

 

 Paul Bara (ポール・バラ)

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Paul Bara
モンターニュ・ド・ランス地区でもマルヌ川に面する南斜面にピノ・ノワール種のトップにランクされ、格付け100%のプージー村がある。この村に自社畑を持ち、その畑のブドウだけで醸造・熟成・瓶詰を一貫して行う、いわゆる、ドメーヌ・シャンパンの造り手がポール・バラである。村の畑に関しては隅から隅まで熟知し著書まであるこの造り手のシャンパンは、大手メゾンにない味わいを持つ逸品。
「ブリュット・レゼルブ」や「スペシャル・クラブ」は大手の特級品と比べ、優るとも劣らない。

栽培地: (赤)9.45ha ピノ・ノワール、(白)1.55ha シャルドネ
生産量: 10万本

 

Ruinart (ルイナール)

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Ruinart
ドン・ペリニオンを手助けしたのがドン・ルイナール。彼はベネディクト派の高僧で、当時名を馳せた博学の文筆家でもあった。
その甥が起こしたのがこのルイナール社で、名門中の名門である。ランス市の地下を走っている8kmにも及ぶローマ時代の同社の洞窟は国が指定したモニュメントである。
過去ムートンのバロン・フィリップが惚れ込んで販売契約をしていた時期もあったが、モエ・クループ入りし、現在はルイ・ヴィトン・グループに入っている。
顧客を高級レストランと専門ワイン商に絞って地道な販売をしている。シャルドネを主体としたワインは円やかでふくよかなスタイル。繊細で品格を持つ。 特級品「ドン・ルイナール」は、品格へのこだわりをよく表している逸品。

生産量: 240万本

 

Taittinger (テタンジュエ)

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Taittinger
1734年ジャック・ブルーノが創設。畑もそうだが、同社のカーヴはローマ時代のものと言う由緒を持つ。第1次大戦後、ピエール・テタンジュエが買収。第2次大戦後に事業は大飛躍。パリの高級ホテル「クリヨン」「コンコルド」「ラフィット」、レストラン「グラン・ヴェフール」を傘下に収め、グラスのバカラ社や百貨店などの多角経営にも乗り出し成功を収める。
現在このテタンジュエ家の企業グループの相当部分の株は、フランスの農協金融部門が所有している。
醸造設備は近代的だが、酒造りは伝統的なもので、ワインは、優美と清純さの象徴、エレガントそのもの。特醸物はもとより、ノンヴィンテージの「ブリュット」も名門の気品を備えている。

ジェームス・ボンドお気に入りは、このシャンパンで、「カジノ・ロワイヤル」で注文したのは「デタンジュエ」だった。

栽培地: (赤)167haの所有畑+葡萄購入、(白)103haの所有畑+葡萄購入
生産量: 500万本

 

 

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