ロマネ・コンティ、シャンベルタン、ミュジニー、 クロ・ド・ヴァージョ
など、ブルゴーニュの中でも、最も偉大なワインを生み出すこの地区は、長さ20Km弱、 幅数百mの小さな一帯でしかない。殆どが東向きのなだらかな斜面にあり、水はけがよく、日照量に恵まれている。 高度は230~300mを越えない。葡萄畑は、石の多い石灰質と泥炭土の上にあり、 特にピノ・ロワール種には最適な土壌と言われている。
産するワインは、 殆どは赤で、ヴァージョやモレイで極く少量の白を造っている。
畑や村の違いは、 はっきり相違点を持っているが、スタイルの点では同じ。つまり、素直でヴィヴィッドで、 がっしりとした少しハードなそのワインは、常にイチゴ類の強い芳香を持ち、しばらくの熟成を必要とする。
これらは、 栽培地、収穫年、醸造家の違いによって、ニュアンスの違いを持つとは言え、全体的に共通したスタイル。
各村々は、世界に冠たる特級畑とそれに劣らぬ1級畑で占められ、すばらしいワインを産出している。
この北から南に殆ど途切れることのない葡萄畑をつなぐルートを、
Route des Grands Crus(特級街道)
と呼んでいる。ブルゴーニュを旅するワイン好きのメイン・ルートでもある。
コート・ド・ニュイの地形と気候
コート・ド・ニュイと同じ高緯度に位置している地域で、これほどの最高級赤ワインを産出できる所は、何処にもない。冬は厳しく、春もしばしば、霜に見舞わる過酷な大陸性気候にも関わらず、葡萄栽培には最適な環境をつくっているのは、その地形である。
それは、全般的に、
・有利な方位(東、南東向き)
・なだらかな傾斜の丘陵(標高200~400m)
に葡萄畑があることによる。
つまり、それは水はけが良く、霜に強く、冷たい西風を防ぎ、陽の光を目一杯利用することが出来る。他方、大陸性の気候は暑い夏と好天を秋にもたらし、葡萄栽培には、好都合な自然条件となっている。






