ブルゴーニュは、ボルドーと共に、フランスの誇る大銘醸地。ワイン造りの歴史は古く、ローマ時代にまで遡る。だが今日の名声を築く基になったのは、12世紀、シトー派修道僧による葡萄畑の開墾である。かのロマネ・コンティやクロ・ヴァーショをはじめ、銘酒は殆ど修道院所領であった畑のもの。
ブルゴーニュと言う名称は、かって、独立の王国だったことによる。
・シャブリ地区
はブルゴーニュで最も北にある。北緯48度、樺太のほほ中央と同緯度にある。ブルゴーニュの首都ディジョンとその北西にあるパリを結ぶ線の丁度中間に位置している。辛口白ワインを代表するワイン産地。
・コート・ドール(黄金の丘陵)
と呼ばれるブルゴーニュきっての銘醸地は、ディションから南に、約65Kmに渡って跡絶えることなく続く葡萄畑の広がる地域である。 この一帯は、・コート・ド・ニュイと・コート・ド・ボーヌの両地区
からなり、北にある前者は赤、その南に続く後者は白に、世界に冠たる銘酒を産する最高級ワイン生産地。
*「黄金の丘陵」とは、黄金にも例えられる極上のワインを産する名醸畑が連なり、秋には葡萄の葉が黄金色に斜面を染めることから呼ばれる。
さらに南下すると、
・コート・シャロネーズと・マコネー地区
になる。軽やかで、親しみやすい、赤、白、ロゼの産地。
続いて、ぶどう風味豊かな、初々しい赤の産地、
・ボージョレ地区
となる。ブルゴーニュの特徴は単品種でワインが造られることである。赤は、ピノ・ノワール。白はシャルドネ。例外はボージョレの赤で、ガメイ種。
ブルゴーニュは「クリマ」に始まり「クリマ」に終わると言われるが、その葡萄畑が実に細かく区分されていて、この「区画畑」を「クリマ」と言い、それぞれの畑には名前が付いている。
この「区画畑」が格付けの対象になっていて、AC制度に組み込まれている。(「AC格付」参照)
Bourgogne
(ブルゴーニュ)
この地域ACは、ブルゴーニュ地方を構成するヨンヌ、コートドール、ソーヌ・エロワール、ローヌの4県で産する赤、ロゼ及び白のワイン。
赤・ロゼは主にピノ・ノワール、とガメイ種のものだが、県によっては、セザール、トレソ等が認められている。白は、シャルドネ、
ピノ・ブラン、サッシー種から造られたもの。
この他、<Bourgogne>と言う言葉のつくブルゴーニュ地域AC表記には、使用品種、酒態、生産地区の違いで、以下のものがある。
- Bourgogne-Algote :
(アリゴテ種から造られた白、シャルドネ種を混ぜることも認められている。) - Bourgogne Passe Tout Grains:
(3分の1のピノ、3分の2のガメイのブレンドの赤及びロゼ) - Cremant de Bourgogne & Bourgogne Mousseux :
(発泡ワイン) - Bourgogne Clairet & Bourgogne Rose :
(ロゼ・ワイン) - Bourgogne Grand-Ordinaire &
Bourgogne Ordinaire :
(ACブルゴーニュで指定された品種以外の品種のもので、最低アルコール度も1度低い。最も格下のACワイン。フランス以外では見当たらない) - Bourgogne Hautes Côtes de Nuits :
(生産地区指定・・・コート・ド・ニュイ参照) - Bourgogne Hautes Côtes de Buaune :
(生産地区指定・・・コート・ド・ボーヌ参照) - Bourgogne Côtes Chalonnaise :
(生産地区指定・・・コート・シャロネー参照)
*上記の生産地区指定ACワインは、<Appellations Soue-Regon>と呼ばれ、日本では「準地域AC」「小区域AC」「地区AC」等と表記されるが、当Siteでは、「地区AC」に統一した。




