フランスワイン事典
Bordeaux ボルドー
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ボルドー地図
サンテミリオンの格付けシャトー

クラッセA

Ch. Ausone 

オーゾンヌ
ローマの詩聖アウソニウスが「小さな、かわいい荘園」とその詩に謳い、愛した葡萄畑がオーゾンヌ。
丘陵の絶好の斜面に畑とシックなシャトーがある。メルロとカルベネ・フラン種の比率は50%づづ。葡萄の樹齢は高く、古いものは100年というものもある。
サン・テミリオンの王者。香り、風味、繊細さ、力強さ、フィネス、長期熟成、グラン・ヴァンの神髄。
ヴォーティエ家が現在は経営の総ての実権を握っている。

<品種>メルロ50%、フラン50%
<生産量>2,250ケース
<セカンド・ラベル>Les Coteaux du Chateau L'Arrosee

 

Ch. Cheval Blanc

(シュヴァル・ブラン
この[白い馬]と言う名前の畑は、ポムロールとの境界に接し、ペトリュスに近い。つまり、 シュヴァル・ブランオーゾンヌは サンテミリオンACの端と端にある。
若干の粘土を含む砂利と砂の土壌で、カルベネ・フラン種が中心のワインはオーゾンヌと対照的なサンテミリオンの王者。
ラベルの金メタルは1862年のロンドン、78年のパリのもの。
ビロードのような口当たりのこのワインをA・リシーヌは「3分の1がポムロール、3分の1がグラーブ、3分の1がサン・テミリオン」と表現した。

<品種>フラン60%、メルロ37%、マルベック2%、ソーヴィニヨン1%
<生産量>12,000ケース
<セカンド・ラベル>Petit Cheval

 

クラッセB

Ch. Angelus 

アンジュリス
特級畑が集中するサン・テミリオン・コート(丘陵)の西側斜面の端に畑がある。 サン・テミリオンの旧家ラフォレスト家が1924年買収。
樽熟成にした1980年から品質の向上目覚しく、近年評価が高まり、1996年プルミエ入りを果す。
ワインはカルベネ・フラン種の口当たりが素晴らしく、リッチで心地よい果実味がある。

<品種>メルロ50%、フラン45%、ソーヴィニヨン5%
<生産量>8,000ケース
<セカンド・ラベル> Carillon L'Angelus

 

Ch. Beau-Sejour-Becot

  (ボー・セジュール・ベコ
格付け転落の危機にあった畑を、1969年ミシェル・ベコが取得。必死の努力で回復に取り組み、その10年後、地続きの周辺の畑を購入、合体拡張したので、85年この格付けがら外された。その後、一族の努力により復活を成し遂げる。
ワインは、肉厚でリッチだが、タンニンとスタイルは控えめ。魅力的で飲みやすい。メルロ種の比率高く70%。

<品種>メルロ70%、フラン15%、ソーヴィニヨン15%
<生産量>8,000ケース
<セカンド・ラベル> Tournelles des Moines

 

Ch. Beausejoue (Duffau-Lagarosse)

(ボーセジュールーデュフォー・ラガロッス)
「美しき棲家」を意味するBeausejoueは、元は寺院の近くにあるからサン・マルタンと呼ばれていた1つの畑であったものであるが、1869年、2人の娘に分割され、医者に嫁いだ娘の方の一つがこの畑である。その子孫が現在も所有している。
一時期、その畑の位置と尊敬に値するワインを造ってきたという伝統だけで、品質が伴わないと評価を落したが、1978年改修に着手し、輝きのある「育ち」のよさを回復した。生産量が少ないから市場にあまり出てこない。

<品種>メルロ60%、フラン25%、ソーヴィニヨン15%
<生産量>3,000ケース

 

Ch. Belair 

  (ベレール
オーゾンヌの隣で、土質も同じ。違いはオーゾンヌの畑が総て斜面にあるのに対して、この畑は斜面とその上の台地とに分かれている。
1916年からは所有者も技術陣もオーゾンヌと同一だっから、オーゾンヌで造られ貯蔵されてきた。
が、1976年から自分のところのセラーでやるようになっり、所有者も変わった。 ワインは、オーゾンヌに比べやや軽く濃密さはないが、肉付きは良く、この<B>グループのトップクラスを維持している。

<品種>メルロ65%、フラン35%、
<生産量>5,000ケース

 

Ch. Canon 

  (カノン
畑は、教会の脇の台地にあって、石垣に囲まれている。革命時ギロチンから逃げようとした人たちを匿ったと言われる大きな地下蔵を持つ。1919年フルニエ家が取得。当家のマダム・フルニエは女傑で、サン・テミリオンの女ボス的存在だった。ワインは古典的で、絹のような滑らかさに気品と優美さを持つと言われている。長寿。1996年シャネルが買収。

<品種>メルロ60%、フラン40%、ソーヴィニヨン10%
<生産量>7,500ケース
<セカンド・ラベル> Clos Canon

 

Clos Fourtet 

   (クロ・フールテ
畑は教会の前にある。地下の洞窟の地下蔵は13ヘクタールの広さを誇り、サン・テミリオンの街の下まで延びている。ジネステ家が所有していた時代もあったが、第二次大戦後リュルトン家が取得したが、2000年に売却している。
1970年にペイノー教授の指導下で徹底的改良(メルロを増やす)に努め、陰りの出ていた名声を回復させた。
ワインは果実香豊かで、奥ゆかしくリッチ。

<品種>メルロ72%、フラン22%、ソーヴィニヨン6%
<生産量>8,000ケース
<セカンド・ラベル> Domaine de Martialos

 

Ch. Figeac

  (フィジャック
3世紀ここを領有していたローマの貴族Figeacusに、その起源を持つサン・テミリオンの貴族的存在で、最大の畑(40ha)。
かっては総てボルドーのネゴシアンに販売を任せていたが、1947年現在の当主テリー・マノンクールが取得、根本的改良を行う。 元々はシュヴァル・ブランもこのフィジャックに含まれていた。従って畑の土壌は同じ、違うのは品種の構成。
ワインは、しばしばシュヴァル・ブランと肩を並べると言われている。

<品種>メルロ300%、フラン35%、ソーヴィニヨン35%
<生産量>17,500ケース
<セカンド・ラベル> La Grande Neuve de Figeac

 

Ch. la Gaffeliere

  (ラ・ガフリエール
歴史を11世紀まで遡れて、マレ伯爵家が400年に渡って持ち続けており、サンテミリオン随一の由緒を誇る。ラベルは同家の紋章。
生産されるワインの3分の1をセカンド・ワインのシャトー・ロックフォールに回すほどの厳格な選別がなされてる。
ワインは滑らかで、ボディーのしっかりしたもの。

<品種>メルロ65%、フラン30%、ソーヴィニヨン5%
<生産量>10,500ケース
<セカンド・ラベル> ClosLa Gaffeliere

 

Ch. Magdelaine

   (マグドレーヌ
畑はベレールを挟んでオーゾンヌに接する丘陵の斜面。1953年ペトリュスのムエックス社が取得。徹底的な改良を加えた。以来評価高まり、1960年代スターダムに割り込み、サン・テミリオンでは新進気鋭のB級のトップ。
メルロ種90%のワインはソフトでフレッシュだが、しっかりしたボディーを持ち、個性的なサン・テミリオンの1つの典型。

<品種>メルロ90%、フラン10%
<生産量>5,000ケース

 

Ch. Pavie 

 (パヴィ
畑は古く4世紀から。畑の一部には樹齢100年の古木が残っているし、丘の中腹にある洞窟の3000樽も入る貯蔵庫は11世紀に掘られたもの。1943年からの現在の当主は、伝統的酒造りを守って、しかも、お高くとまって仰々しくなく、比較的早く飲めて、軽快で爽やかなワインを造っている。
軽快なタイプのサン・テミリオンの代表格。熱狂的ファンがいる。

<品種>メルロ60%、フラン30%、ソーヴィニヨン10%
<生産量>10,000ケース

 

Ch. Trottevieille

 (トロットヴィエイユ
巡礼者の宿場町として繁栄していた頃、ここにあった旅篭に人気者の元気なお婆さんがいた。ワインのこの奇妙な名前は「威勢にいいおばあちゃん」の意味。1950年名家ボリ・マノ家が取得。瓶塾に時間を掛け、酒質を密度の高いまろやかものに変え、19世紀以来の名声を不動のものにする。
畑は、町から1キロほど離れた東の台地にあり、土壌は粘土と石灰岩の混じったもの。

<品種>メルロ50%、フラン45%、ソーヴィニヨン5%
<生産量>3,500ケース
<セカンド・ラベル> La Grande Neuve de Figeac

 

Ch. Pavie-Macquin 

  (パヴィ・マッカン
シャトー名の「マッカン」は、フィロキセラ禍の退治に、アメリカ産のブドウの台木にヨーロッパのブドウを接木することを最初に行なったパイオニアであるアルベール・マッカンに因んだもの。
畑は、パヴィとトロロン・モンドとサン・テミリオンの町に挟まれている。その申し分のないテロワールと厳格で丹精込めたワイン造りで、プルミエ・グラン・クリュ・クラッセにふさわしい品質と安定性を維持している。

<品種>メルロ70%、フラン25%、ソーヴィニヨン5%
<生産量>6,400ケース
<セカンド・ラベル> Les Chenes de Macquin

 

Ch. Troplong-Mondot

  (トロロン・モンド
畑はサン・テミリオンの最も高い場所、パヴィの丘にある。
サン・テミリオンの中でも最上の場所のひとつである。にも拘わらず、 80年代まではそのワインは安定性と質の面で、その立地条件を生かしたものとは言えず、長い眠りの中にあった。
しかし、持ち主の娘のクリスチーヌ・ヴァレットが管理者になってからは、素晴らしい発展を遂げ、シャトーを一新させ、かってないほどの人気をもたらした。
完熟を待っての収穫、新樽の高い使用率で、今や畑の立地条件以上のグラン・ヴァンの片鱗を見せていると高い評価を得ている。

<品種>メルロ80%、フラン10%、ソーヴィニヨン10%
<生産量>11,000ケース
<セカンド・ラベル> Mondot

 

 

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