フランスワイン事典
Bordeaux ボルドー
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ボルドー地図
ソーテルヌの格付けシャトー

 

格付け1級

 Ch. d'Yquem

ディケム・・・Sauternes
丘の上に中世の城郭がそびえるこのシャトーは、別格の特級。
丹精込めた栽培と摘果(常雇の摘み手が完熟して貴腐菌の付いた粒をのみ摘み取るため4から11回足を運ぶ)、伝統的酒造り、堂々たるセラーでの熟成、それらがボルドーが誇る貴腐ワインの最高傑作を生む。年代ものは神品と言われる。
第三代アメリカ大統領トーマス・ジェファーソンが買い漁ったと言われている。200年以上に渡ってサリュース家が管理所有。1997年法人化、現在ルイ・ビトン・グループが株を一部所有。

<品種>セミヨン80%、ソーヴィニヨン・フラン20%
<生産量>6,500ケース(106ha)
<セカンド・ラベル> "Y" (イグレックと発音、辛口)

 

格付け1級

Ch. la Tour Blanche

ラ・トゥール・ブランシュ
イケムの西側、シロン川の近くにある。1910年国有化され、現在は農業学校になっていて、いろいろな実験が行われている。
ワインは一時格付けにふさわしかさざるものだったが、改善されトップクラスに返咲いている。近年の豊作年のものは、その真価を発揮させるために、少し長く寝かせて置きたいワイン。

<品種>セミヨン77%、ソーヴィニヨン・フラン20%、ミュスカデル3%
<生産量>4,400ケース(35ha)
<セカンド・ラベル> Mademoiselle de St-Marc

 

Ch. Lafaurie-Peyraguey

ラフォリィ・ペラゲ
13世紀の城壁と17世紀の城館が残り、イケムと並び歴史を誇る。コルディエ社が所有、慎重に管理されている。
一時期、新方式による醸造で、品質を落としたが、伝統的方法に戻し、且つ厳しい選果によって、格付けにふさわしい、古典的ソーテルヌのワインを安定的に送り出していている。

<品種>セミヨン90%、ソーヴィニヨン・フラン5%、ミュスカデル5%
<生産量>6,000ケース(38.5ha)

 

Ch. Clos Haut-Peyraguey 

オー・ペラゲ
1855年の格付け時、1つの畑だったペラゲが1878年、2つに分割された。Closの付くこの畑は、その分割された南の小さい方で、イケムとシロン川の間にある。
1969年からジャック・ポルーが経営に当っている。ワインは濃厚さも気品も申し分なく、1級の名ををはずかしめない。このワインは瓶塾に時間を掛けないとその真価を発揮しない。

<品種>セミヨン83%、ソーヴィニヨン・フラン15%、ミュスカデル2%
<生産量>2,000ケース(15ha)
<セカンド・ラベル> Haut-Bommes

 

Ch. de Rayne Vigneau 

ド・レィヌ・ヴィニョー
イケムの西側の小高い丘にある砂利ばかりの土地で、申し分のないテロワールを有する畑。かってはイケムと並ぶ名声を博していた。1961年までポンタック家が所有していたが、大手ネゴシアン・メストレザ社に売却した。メストレザ社の経営がままならず、品質を落とした。
80年代半ばから、かなりの改善がなされてはいるが、畑の潜在能力を発揮する品質にはまだ及んでいない。
しかし、この周辺のワインは皆高額だから、このワインの価格は手ごろで、コスト・パフォーマンスはすこぶるいい。 現在メストレザ社はコルディエ社と合併している。

<品種>セミヨン83%、ソーヴィニヨン・フラン15%、ミュスカデル2%
<生産量>7,000ケース(78ha)
<セカンド・ラベル> Rayne Sec

 

Ch. Suduiraut

  (スュデユイロー
ルイ14世が泊ったといわれるこのシャトーは、ボルドー市長を勤めたスュデユイロー家のものであった。畑はイケムと地続きで、申し分ない。1940年にフォンケルニ家に移り、イケムに次ぐ名声を獲得。気品・風格をそなえた最上のソーテルヌの1つ。1992年からAXAが株を取得。

<品種>セミヨン80%、ソーヴィニヨン・フラン20%
<生産量>14,000ケース(86ha)
<セカンド・ラベル> Castelnau du Suduiraut

 

Coutet 

クーテ
芯のしっかりした古典的バルザックで、クりマンと競い合っている。ロラン・ギィ家が30年所有し、堅実な経営で、高品質なワインを造っていたが、1977年マルセル・バリィに売却された。洗練さと優美さを持つワインの品質は引継がれ、格付けにふさわしいワインを送り出している。

<品種>セミヨン75%、ソーヴィニヨン・フラン23%、ミュスカデル2%
<生産量>7,000ケース(38ha)
<セカンド・ラベル> Ch.Couted Cuvee Madame

 

Ch. Climens 

クリマン
表土が薄く、深い所まで葡萄の根が伸びない不利な立地条件の畑にありながら、それを克服。バルザック一の傑出したワインを造り出している。
優美・洗練・長寿のワインは、イケムと肩を並べると言われている。
1971年からリュルトン家が経営に当っているが、1990年代から、リシュアン・リュルトンの2人の娘のベレニスの方が責任者になっているが、このチームの収穫したブドウの選別・調合は、まさに芸術的と言われ高く評価されている。

<品種>セミヨン100%
<生産量>6,600ケース(78ha)
<セカンド・ラベル> Cypres de Climens

 

Ch. Guiraud 

ギロー
1981年カナダのナービー家が買取し、大改革に乗り出した。1983年に優秀な支配人グサヴィエ・プランティ・ギローを雇い入れ、伝統的最高の方法を取り入れて、古典的なソーテルヌのワインを生み出している。
若いうちからロースト香の強い味わい深い贅沢なワインである。
辛口白も造っている。

<品種>セミヨン65%、ソーヴィニヨン・フラン35%
(辛口)ソーヴィニヨン・フラン100%
<生産量>8,500ケース(100ha)
<セカンド・ラベル> Le Dauphin de Ch. Guiraud
"G"Ch.Guiraud(ボルドー・セック)

 

Ch. Rieussec

リューセック
中世風の城郭の雰囲気を残したこのシャトーは、12世紀まで遡る歴史的シャトーで、イケムに次ぐ小高い丘にある。
1971年アルベール・ヴュイリエがここを買い取り、伝統的な方法で優雅な古典的ワインを造っていたが、1984年ロートシルト家へ売却した。新オーナーは、ラフィットのシャルル・シュヴァリエを責任者に送りこみ、洗練した素性のいい秀逸なワイン造りを加速させている。

<品種>セミヨン89%、ソーヴィニヨン・フラン8%、ミュスカデル3%
<生産量>8,500ケース(78ha)
<セカンド・ラベル> Clos Labere Ch. Mayne des Carmes
"R"de Rieussec (辛口)

 

Ch. Rabaud-Promis

ラボー・プロミス
畑はラフォリィと向かい合う丘のある。もとは一つだったが、1903年分割、もとの3分の2に当るこの部分をプロミス家が買収した。(もう片方の3分の1の方かがシガラ)
ワインは一時品質が落ちたが、80年代後半からかっての栄光を取り戻しつつあり、近年質のいいエレガントなワインが生まれている。
格付け2級の「Ch.Oeixotto」も現在はこのラボー・プロミスの吸収合併されている。

<品種>セミヨン80%、ソーヴィニヨン・フラン18%、ミュスカデル2%
<生産量>6,500ケース(33ha)
<セカンド・ラベル> Domaine de L'Estremade,Ch. Bequet

 

Ch. Sigalas Rabaud 

シガラ・ラボー
分割されたラボーの小さい方の畑。丹念なワイン造りで、繊細・優美。スッキリした素晴らしいソーテルヌの1つで、格付けを裏切らない。
極上品に仕上がることもあり、一部のワイン通の中にはソーテルヌの最高傑作に位置ずける人もいる。コスト・パフォーマンスの高いワインの一つ。1995年からコルディエ社が管理している。

<品種>セミヨン85%、ソーヴィニヨン・フラン15%
<生産量>2,500ケース(14ha)

 

 

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