フランスワイン事典
Bordeaux ボルドー
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-Bordeaux-

Pomerol  (ポムロール)

ポムロール
<ポムロール>には歴史や文化の影を持つ建造物が見当たらす、平凡な田舎風景が起伏の少ない台地に広がっている。
ここのワインの評価が高まるのは新しく20世紀始めで、ジャン・ピエール・ムエックス社の功績が大きい。かっては<サン・テミリオン>と同一視され、その名は殆ど知られていなかった。
サン・テミリオンの隣にありながら、はっきり違うワインが生まれる理由は、その土壌にある。 太古の地層の侵食と中央山岳地帯からトルトニュー川が運んだ堆積土壌とで形成され、鉄分を多く含み肥沃。
西側が砂質、サン・テミリオンに近い東は粘土質。

葡萄はメルロ種が主体、残りも殆どがカルベネ・フラン種で、ソーヴィニヨン種は少ない。このため、出来るワインはメドックのものよりタンニンが少なく、一般的に香り豊かで、輝かしいルビー色。アルコール分が多く、芳醇なコクを持ちながら、柔らかな口当たりが特色。
多くは、4~7年で飲み頃となる熟成の速いタイプ。極上ものは長寿。
総体的にバランス良く、高水準。「シャトー・ペトリュス」や「シャトー・ル・パン」など揺ぎ無い名声を誇る銘柄があり、生産量が少ないのでワインは総体的に高価格。

*ポムロールでは公的格付けはなされていない。 ポムロールは、サン・テミリオンと違って、平均的にシャトーワインの質が高いと言われている。

ポムロールのベストシャトー
(ペトリュスを筆頭に、業界評価の高いシャトーの詳細情報)

 

生産量
34,850hl (807ha)
主品種
<赤>メルロ、カルベネ・ソーヴィニヨン&フラン
Key Vintages
2003,2001,2000.1998,1996,1995,1990,1989,1985,
1983,1982,1970.

 

ジャン・ピエール・ムエックス (Jean-Pierre MOUEIX)

ジャン・ピエール・ムエックス社は、あのペトリュスやトロタノワと言ったポムロールを代表する有名シャトーのオーナーであるが、同時に、ポムロール、サン・テミリオン、フロンサックなど、ボルドー右岸のワイン専門のネゴシアンでもある。
同社の歴史は、今日のその名声に比べると決して古いものではない。現在の当主クリスチャン・ムエックスの父親にあたるジャン・ピエールがリブルヌで創業したのは1937年。
1952年、サン・テミリオンのシャトーの買収を皮切りにポムロールのラフルール・ペトリュス、トロタノワといった現在の有名シャトーを次々に買い取ると共に、買い取れなかったシャトーについては、そのワインの独占販売権を獲得して行った。
マダム・ルバが所有していたペトリュスもムエックス社が独占販売業者だったが、1964年、長年の夢であった、ペトリュスの株式の半数を取得。瞬く間にそのワインをボルドー最高のワインへと変貌させ、同時に自身のネゴシアンとしての地位を確立した。

ペトリュスとムエックス社が有名になったことは、ポムロールの他の生産者も次々に自身のワインの品質向上に努めるきっかけを作った。その結果、ポムロールという小さなアペラシオン自体が注目され、ボルドーの右岸のポムロールを左岸のメドックに優るとも劣らぬ銘醸地として認知されるようになって行った。
ジャン・ピエール・ムエックス社の功績は誰もが認めるところである。

 

 

Lalande de Pomerol (ラ・ランド・ド・ポムロール)

準ポムロールとも言うべき、北側背後地にあるこの村名AOCは、約60%の畑がラランド村に、40%がネアック村にある。
土質が新しい堆積土壌の砂利と砂で構成されているため、<ポムロール>に似てはいるが、力強さの点で劣り、タンニンが少なめで、より早熟。むしろ<サン・テミリオン>に近い。

この地も<ポムロール>同様、聖ヨハネ修道会(後のマルタ騎士団)の手によって開墾されたもの。それ故、この修道会が、聖地・サンディアゴ・デ・コンポステラへの巡礼者たちのために建てたロマネスク様式の「聖ヨハネ教会」が残っていて、<ラ・ランド・ド・ポムロール>の象徴となっている。

 

生産量
56,552hl (1,152ha)
主品種
<赤>メルロ、カルベネ・フラン&ソーヴィニヨン
Key Vintages
 2003,2001,2000.1998,

 

 

 

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