フランスワイン事典
Bordeaux ボルドー
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ボルドー地図

-Bordeaux-

ボルドーの品種

ボルドーの栽培品種は、ブルゴーニュに似て多くはない。しかし、単品種で造るブルゴーニュと違って、種類の異なる品種を混醸してワインを造る。
この品種の調合(アッサンブラージュ)によって、世界に冠たるワインを造っているのがボルドーである。

カベルネ・ソーヴィニヨン種

Cabernet Sauvignon (カベルネ・ソーヴィニヨン)

ボルドーのメドックからこの品種の素晴らしいワインの生産が始まり、ボルドーのワインを通して世界中で高い評価を得ている品種。
果皮の固い晩熟な品種。乾いた土壌と温暖な気候が必要で、ボルドーより北部では、ロワール川中流域までが栽培の北限。
メルロー種とのブレンドによって最適な味わいが得られる。
引き締まったタンニンが特長で、長期熟成によって複雑で豊かなアロマを醸し出す。

カベルネ・フラン種

Cabernet Franc (カベルネ・フラン)

カベルネ・ソーヴィニヨン種の原種とも言われ、この品種の栽培はフランスが殆どで、世界の80%を占めている。
重厚で早熟なタイプだが、熟成にも向いている。若いうちはより繊細でまろやかな味わいを醸し出し、その象徴的な味わいはロワールのブルグイユやシノンなどが有名。
ボルドーを始めとして、一般的にフランス南西部では、ぶどうのブレンドが重要で、欠くべからざる品種の一つ。
木イチゴやさくらんぼ、甘草を思わせるアロマと繊細さ、そしてしなやかなタンニンはこの品種の特徴。

メルロ種

Merlot (メルロ)

この品種は、19世紀までは2流品種と考えられていたが、現在では、最高品種の一つである。
最高のメルロ種の生産地はポムロールだが、ボルドーから地中海沿岸まで幅広く栽培され、まったく違う様々な生育条件や気候に問題なく適応する。
力強く早熟なこの品種の特徴は、美しく深みのある赤色、スパイスの効いた果実やプラムを思わせる芳しいアロマ、まろやかであっても存在感のあるタンニン、それでいて繊細な骨組みにある。
メドックではカベルネ・ソーヴィニヨン種を引き立たせるために、メルロ種がよくブレンドされている。

ソーヴィニヨン・ブラン種

Sauvignon Blanc (ソーヴィニョン・ブラン)

 

セミヨン種とのブレンドにより評判を呼んだグラーヴの白ワインが、このソーヴィニヨン・ブラン種を世界に広めたもとである。
近年のワイン生産技術の進歩によって、そのアロマをより引き出す技術が定着したのである。 サンセールのような上質の石灰質土壌でよく育つが、幅広い適応能力を持つ品種である。
できるワインは強いアロマ(ブラックベリーの葉、グレープフルーツ、ツゲの 木、柑橘類、スイセン)と生き生きとした豊かな味わいとの調和にある。

セミヨン種

Semillon (セミヨン)

 

朝の霧の発生と昼の日照に恵まれるミクロクリマが、甘口ワインの生産に必須な貴腐菌の生育を促すソーテルヌの主要品種で有名であるが、このセミヨン種は生命力旺盛で収穫量も多く、病気にも強いタフな性質を持ち、フランス各地で大量に栽培され、世界の栽培の40%を占めている。
ソーヴィニヨン・ブラン種やミュスカデル種とブレンドされる白ワインの主要品種である。ソーヴィニヨン・ブラン種より繊細で、酸味も少なく、ドライフルーツや洋ナシ、ハチミツなどの味わい持つ

ミュスカデル種

Muscadelle (ミュスカデル)

ライン河沿いに育った高貴種。白ワインの王と言われている。やや晩生。 アルザスでも多く栽培されている。ドイツの多くでは甘口ワインに仕立てるが、フランスでは辛口を造る。 若いうちはデリケートなフルーツ香を帯びるが、熟成するにつれて、ペトロールと呼ばれる独特のブーケが出てくる。 繊細さの中に華やかさもあり、ノーブルで、エレガント。

 

 
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