ボルドーの葡萄畑の発祥の地と言われる由緒ある地区。
メドックが有名になる18世紀以前は、クラーブのワインが圧倒的にもてはやされた。英国に輸出される「クラレット」の一大産地だった。ボルドーに近いことと、ガロンヌ川が運送を容易にしたことによる。
ガロンヌ川はその源をスペイン国境のピレネー山脈に発している。畑の土壌は、このガロンヌ川が運んだ砂と砂利で出来ている。
砂利を意味する「Graves」と言う地名の由縁である。
Graves & Guraves Superieures(グラーブ&グラーブ・スーペリウール):
この地区AOCは、かってはメドックの陰にかすみ、並酒の白の産地だったが70年代に入ってから変化が起き、赤が増え品質の向上がめざましい。白も軽い辛口のタイプが多くなってきた。
Pessac-Leognan(ペサック・レオニャン):
ボルドーの町に近いこの北部のAOCは、良質の赤ワインと辛口白ワインを産する村名AOCである。
Sauternes、Barsac、Cerons (ソーテルヌ・バルザック・セロン):
南部(ガロンヌ河上流部)のこの村名AOCは、フランスを代表する甘口白ワインの産地。
グラーヴの格付け
グラーヴの格付けは、第二次大戦後INAOと話あって行われ、1953年赤ワインだけを対象にして行われた。1959年白ワインも含めて改訂された。最後の改訂は2003年行われた。
「等級」を決めていないから、メドックの1級の地位を持つオー・ブリオンから、メドックの5級程度か、ブルジョワ級の最上ものクラスに相当するものまで、その品質には大きなひらきがあり、価格の差も大きい。
ラベルにはGrand Cru Classe又はCru Classe du Gravesの表示がある。





