フランスワイン事典
Bordeaux ボルドー
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ボルドー地図

ACとボルドーの格付け

図解・ボルドーの格付け

ボルドーのAOCは村名AOCまでで、ブルゴーニュのように、その上の、畑名AOC(1級と特級)がない。それは、歴史的に「シャトー・システム」が確立されているためである。
(シャトー・ワインは色々なランク付けがされた畑名ワインと位置付けることも出来なくない)
しかし、このシャトーがピンからキリまで無数にあり、ボルドーワインを解り難くしている。

シャトーの格付けとAOCは全く別のものだが、混乱を避けるため、上図を参考に、関連付けて、捕らえるのも一つの方法だと思われる。

正式には、ボルドーワインは、まず「ゼネリック・ワイン」と「シャトー・ワイン」に分けられる。

 

ゼネリック・ワイン

ゼネリック・ワイン・セミorゼネリック・ワイン

とも言われる。

シャトー名のないもので、一般的には、地域・地区・村のAOCの名前が大きくラベルに表示されている。

ボルドーの大手酒商(メーカーやネゴシアン)が、その地区や村の葡萄や樽酒を買い集め、混醸したワインを言う。 当然、他の地区や他の村の葡萄や酒を混ぜることは出来ない。
ワインはその地区や村の性格を反映し、ACの規定に従った一定の水準以上のものである。
AOC上、3種類に分けられる。

(1)ボルドー全域のもの・・・Bordeaux
(2)地区のもの・・・・MedocやGraves
(3)村のもの・・・MargauxやSt-Emilion

この村名のものをセミ・ゼネリックとワンランク上の呼び方をするのが一般的。

ゼネリックワイン ラベル

 

シャトー・ワイン

このシャトー・ワインは膨大な数で、 ボルドーワインを一番解り難くしている。
シャトー・システムに則り生産されているから、「手造りの個性的ワイン」であることは間違いないが、ピンからキリまである。中にはゼネリック・ワインに太刀打ちできないお粗末なものも少なくない。
零細中小農家であるシャトーが、少なくないから、 年により出来不出来がある。

このシャトー・ワインの中で、常に高品質ワインを造っているシャトーを公的に選び「格付け」がなされ、ラベルにも、「Cru Classe」と表示し区別している。
この公的「格付け」がなされているのは、下記の4地区である。

1.Madoc 

(1855年)

2.Sauternes

 (1855年)

3.Graves

 (2003年)

4.St-Emilion 

(2006年)

*格付けシャトーの詳細情報はそれぞれの村名ACの頁に分けて掲載した。

メドックにおいては、更に、この「Cru Classeー格付け銘柄」の下に、
Cru Bourgeois ブルジョワ級」を設け、格付けしている。

1855年の格付け (Medoc & Sauternes の Cru Classe)

1855年、ナポレオン3世によって、この年の万博の目玉商品として、ボルドーワインの高級品を選び出し、公に格付けされた。
<赤>についてはメドックのものが選ばれ、1級から5級までランク付けがされた。唯一の例外で、グラーブの「オー・ブリオン」が選ばれているが、オー・ブリオンの名声は当時既に轟いていたから無視できなかったからであろう。1973年「ムートン・ロートシルト」が2級から1級に昇格したが、それ以外一切改訂されていない。
<白>についてはソーテルヌのものが選ばれている。

栄枯盛衰は世のならいで、約150年を経たこのランク付けは、必ずしも現在の実力を反映したものではない。しかし、この種の高級ワインは常に専門家や酒商の厳しいチェックに晒されており、取引価格に反映されている。歴史と伝統を重んじるワインの世界において、星の数程無数のシャトーの中から、<赤>61、<白>26、のシャトーが選び出されているのであるから、ボルドーを代表する最高級ワインであることは間違いない。

ラベルには、メドックの<赤>の1級に付いてはPremier Grande Cru Classeと表示され、2級から5級は、総てGrande Cru Classeと表示し、クラス分けの表示はない。


(メドック・ソーテルヌの格付けシャトーリスト)

1855年に行われたボルドー・ワインの格付けリスト メドック・ソーテルヌ格付け リスト

メドックのブルジョワ級 (Medoc Cru bourgeois)

ブルジョワ級ワイン ラベル

「Cru Classe-格付け」シャトーは、1855年になされたものである。その後の約150年間には、シャトーの栄枯盛衰もあり、また近代醸造学の発展は、ワインの世界にも大きな影響を与え、格付け以外のシャトーが大きく発展、高い品質のワインを生産するようになった。

メドック地区において、1855年の格付けから漏れたシャトーの格付けは、最初1932年になされた。1962年クリュ・ブルジョワ連盟が創設され、連盟による格付けもなされたが、フランス政府及びECとの関係で、必ずしもスッキリしたものではなかった。
2000年の新法で、2003年に新たな公式格付けが発表された。以前のCrus bourgeoisより厳しく、247が認められた。この格付けは2003年のラベルからで、 ラベルには、総て、
「Cru Bourgeois」と表示されている。

ブルジョワ級 リスト

セカンド・ラベル ( Second Label)

ボルドーでは、スーマルク(Sous-marque)と言い、文字通り2番手のワインのこと。
ボルドーの高級ワインは、ぶどうの品種別、畑別に醸造し、個別に樽貯蔵する。それらを試飲し、選別したものをブレンドして、シャトー名にふさわしいワインを造る。この時、選別からもれたワインをさらに選別して、別の名称のワインを造る。これを「セカンド・ラベル」と言う。
概して樹齢の若い木から造ったワインが中心となるので、比較的軽く、早く飲めるタイプになる。主にグラン・クリュ(格付けシャトー)で行われている。
*各格付けシャトーの詳細ページには、このセカンドラベルを付記した。

 
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