フランスワイン事典
Alsace アルザス
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アルザス地図

-Alsace-
アルザスのブドウ品種

歴史的に、ライン河を通じた販路がアルザスのワインを育ててきたので、ドイツと同じ品種をも栽培しているが、アルザスの気候・風土・ワイン造りの伝統が、ドイツとは全く異なるユニークなワインを生み出している。
アルザスワインの特色は、ラベルに大きくその葡萄品種名を表示している点である。これはフランスの他の産地に殆ど見られない。 品種の特徴さえ掴めば、ワインの性格や味をラベルから判断できる。

アルザスワイン ラベル

リースリング種

Riesling  (リースリング)

ライン河沿いに育った高貴種。白ワインの王と言われている。晩熟で冬霜に強い品種なので、アルザス地方に適している。
ドイツの多くでは甘口ワインに仕立てるが、アルザスでは辛口を造る。アルザスの栽培品種割合の中では22%。
若いうちはデリケートなフルーツ香を帯びるが、熟成するにつれて、ペトロールと呼ばれる独特のブーケが出てくる。
繊細さの中に華やかさもあり、ノーブルで、エレガント。アルザス・ワインの代表格。

栽培地: (全アルザス耕作地15,298haの)21.9%  生産量: 224,583hl

ゲウェルットラミネール種

Gewurztraminer (ゲヴュルットラミネール)

 
アルザスの代表品種。ドイツ語で「香辛料」を意味する。
白ブドウ品種だが、写真で見る通りピンク色をしている。果皮の色素が黄金の色合いを与えるため、他の伝統的な白ブドウを使った白ワインよりやや濃い色合いとなることが特徴。
この品種は非常にアロマが豊かで強い生命力を持つが、早熟で春霜の影響を受け易い。主に辛口ワイン用に使われる。
ライチ、紫檀、エダウチヤシや柑橘類を思わせる複雑なアロマがあり、豊かで、非常に力強い味わいを生み出す。
貴腐が繁殖した場合には、ハチミツ、干しアプリコット、バラの花びらで作られたジャムのようなアロマがあふれ出る。この甘口は長期熟成に耐える。

栽培地: 18.4% 生産量: 169,565hl

シルヴァーネル種

Sylvaner (シルヴァーネル)

 
栽培地はドイツとフランスのアルザス地方に限られている。
生産量がきわめて安定していることから、アルザスでは最も作付け面積の多い品種。
ワインは爽やかで、フレッシュ。充分な酸度があり、フルーティーな葡萄の風味の強い白ワインが出来る。軽く発泡しているものもある。
若いうちから飲めて、良くできたものはきわめて心地よい。

栽培地: 10.4% 生産量: 106,952hl

ピノ・ブラン種

Pinot Blanc (ピノ・ブラン)

 
地元の古い呼び名はクルヴネール(Klevner)。
ワインはフレツシュで、しなやか、飲みやすい。そのため、作付け面積がこの10年で倍増している。
一般にリースリングの下に位置づけられているが、リースリンを上回る質のものも少なくない。

栽培地: 21.2% 生産量: 255,884hl

トカイ・ピノ・グリ種

Tokay Pinot Gris (トカイ・ピノ・グリ)

別名トカイ・ダルザス(Tokay d'A1sace)。
4世紀このかた、アルザスで造られているこの品種は、有名なハンガリー甘口貴腐ワインのTokayとは全く異なる品種。
アルコール分が高く、ボディーのしっかりしたワインができる。
アロマが複雑で、ややスモーキーなニュアンスがある。

栽培地: 13.9% 生産量: 154,403hl

ミュスカ種

Muscat (ミュスカ)

中世以来アルザスでは最も好まれてきた非常にドライなワインであった。
フルーティで、アロマティックなワインを造る。現在の栽培割合は少なく約3%。<Muscat d’Alsace>フランス南部で栽培されるミュスカ種とは異なる。

栽培地: 2.3% 生産量: 23,605hl

ピノ・ノワール種

Pinot Noir (ピノ・ノワール)

アルザスといえば白ワインで有名だが、中世にはかなりの赤ワインが生産されていた。現在では、アルザスの葡萄畑の9%で栽培されてるにすぎない。
ピノ・ノワールを使ってできるアルザスのワインは、北に位置するので、ブルゴーニュに比べ軽いが、フルーティで飲み心地は良い。
従来はロゼをこの品種で造ることが多かったが、徐々に本格的な赤ワインも生産されつつある。

栽培地: 9.5% 生産量: 104,304hl

 

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