フランスワイン事典
Alsace アルザス
AOCと特殊ラベル グラン・クリュ 特級 ラベルの読み方品種歴史 ワイン街道
アルザス地図

-Alsace-

Alsace  (アルザス)

アルザス写真
アルザスでは単独品種でワインを造り、ボルドーのように混醸しないのが一般的である。従ってワインの性格は品種によって異なるが、他の地区では比較的甘口に造る品種であってもアルザスでは総て<辛口>のワインに仕上げる。(品種参照)
瓶詰めも生産地で行われることが規定されている。

またドイツ系の品種が主力だが、
ドイツ・ワインとは違ったスタイルのワインに仕立て上げているのも特色。

栽培地
872,766hl (15,535ha・・・グラン・クリュ、クレマン含む)
主品種
リースリング、ゲヴェルツトラミネール、ピノ・グリ、ミュスカ、
ピノ・ノワール
Key Vintages
 リースリング -- 2002,2001,1998,1996.
    ゲヴェルツトラミネール -- 2003,2001,2000,1999.
    ピノ・グリ -- 2003,1999,1998,1996.
    ミュスカ -- 2003,2001,2000,1999.
    ピノ・ノワール -- 2003,2002,1998.

 

 Edelzwicker (エーデルツヴィケール)

edelzwicker
通常、単品種で作られるアルザスワインの中で、複数の品種をブレンドしたワインもある。それがこの「エーデルツヴィケール」。「Gentil(ジャンティ)」とも表示される。若飲みタイプで、2~3年が飲み頃。
ACは、<Alsace>に含まれる。

 

* 特殊なラベル表示ワイン

 Vandanges Tardives (ヴァンダンジュ・タルディヴ)

 Selection de Graine Nobles  (セレクション・ド・グレインヌ・ノブル)

Vandanges Tardives

 は、「遅摘み」(貴腐が伴う場合もある)

Selection de Graine Nobles

 は、「精選粒選り」(貴腐葡萄のみ)

これらは、貴腐葡萄あるいは過熟した葡萄を摘んで造られるもので、糖度他きわめて厳格な条件が課せられて生産された高級品。当然価格も高い。
使用品種はリースリング、ゲヴェルツトラミネール、ピノ・グリ、ミュスカ。

 

Alsace Grand Cru (アルザス・グラン・クリュ)

 

厳しい収穫規制、栽培方法の規定、最低アルコール度、官能検査など多くの基準を遵守した51の区画のワインで、手摘みで収穫され、土地の個性を色濃く映した個性的ワインである。
使用品種を、リースリング、ゲヴェルツトラミネール、ピノ・グリ、
ミュスカの4品種に特定している。若いうちから飲めるが、10年前後までの熟成も出来る。
生産量は非常に少ない。ラベルには、区画名、ヴィンテージ、品種名が記載されている。

生産量:43,000hl

 

 

Cremant d'Alsace (クレマン・ダルザス)

 
ラベル クレマン・ダルザス

この地域で造られる発泡性ワインで、シャンパーニュと同じ「瓶内二次醗酵」による製造方法をとっており、フランス国内市場では、最も多く飲まれている発泡ワイン。
アルザスの例外で、品種表示をめったにしない。
それは、ブレンドして造るからで、これによって一定のバランスを保った酸を確保し、収穫年による品種の出来のばらつきを補っている。

ワインは、透明感と深みを兼ね備えた淡いイエロー・ゴールドの繊細な気泡を生み、果実香豊かで女性的と言われている。生産者は多く、500を超える。

生産量
235,705hl 
主品種
リースリング、ピノ・ブラン&ロワール&グリ、オクセロワ、シャルドネ等、様々な品種で造られる。

 

 

Cote de Toul (コート・ド・トゥール)

 
Cote de Tou
アルザス地方に隣接するロレーヌ地方は、フィロキセラと第一次大戦で壊滅状態に陥るまでは、アルザスよりはるかに広大な葡萄畑が広がっていた。その復活は遅々として進まず、努力が実ったのは1998年。ACに昇格した。
その畑は、かっての畑の広さには遠く及ばないが、モーゼル河左岸、トゥールの町の西側、コート・ド・ムーズ(Cote de Meause)と呼ばれる斜面の一画に南北20kmに渡って広がっている。若飲みタイプの白と赤とロゼを産出している。

<白>は、オーセロワ種から造られる。
しなやかなボディーでフルーティーで溌剌としている。
<ロゼ>は、ピノ・ノワールとガメ種のアサンブラージュ。フレッシュで果実香に富み、淡い銅色を帯び、「グリ・ド・トゥール(Gris de Toul)」と呼ばれている。
<赤>は、ピノ・ノワール100%。きめ細やかなタンニンを含み、ボディーもしっかりしている。

生産量
3,582hl (74ha) 

かってロレーヌ公国の首都として栄えたナンシーは、トゥールの東24kmと近い。ガラス工芸のエミール・ガレの生地で、ナンシー派と呼ばれるアール・ヌーヴォーの作家たちが活躍した町である。

 

EditRegion4